そうだったのか・・・

言いたいことならあたしにもあるのよ、

あ、あたしだけどさ、いい加減にして欲しいのよ。

何がって決まってるでしょ

毎日まいんち、飽きもしないでよく川だの原っぱだのと行くわよね

みなさいよ、ウーコだってくたびれてるじゃないの

何？アンタ達の事を思ってのことだぁ？ああ～？

そういうのをね独りよがりだって言うのよ

大体アンタ達にあたしのことがどれだけ分かってるって言うのよ

確かにあんた達はあたしより長く生きてるわ

でもね、あたしの方が大人なの

成熟度が違うのよ　子供だったらあたしだって産んでるわ

しかも５人よ　大変だったわ

そういう勝手な決めつけをなんて言うか知ってる？

「円楽いつ来るの　広告で今日だって言ってたけど」

って言うのよ

・・・あら、違ったかしら？

「円卓の騎士は　リズム組んで　高速のり　ゴロゴロやってくるんだ」

ってヤツだったかしら？

「遠足は　いつまで　行楽気分か　家まで」

だったかしら、違うような気もするわねぇ。

ん～と・・・ああ、それよ！

「燕雀いずくんぞ鴻鵠の志をいわんや」

だわよ。

うるさいわねぇ、今言おうと思ってたの！

とにかくアンタ達みたいな小物に大物なワタシの気持ちは分からないのよっ

あたしが鳳ならアンタ達は蝿よ蝿。カタカナで言うならハ・エ

あたしがね、いくら理不尽な事をしたってそれなりの理由があるのよ

ま、アンタ達には分からないだろうけどね　フフン

なあに？まだグチャグチャ言ってるの？

ああ、もうホントうざい

一回謝ったじゃないの

反省の色が見えないって、こんなにあたしが！このあたしが！アタマ下げてるのに！

ハイハイハイ、あやまりゃ済むなら安いものだわ

ごめんね！！

たかがアンタの毛布を次から次へとしゃぶってベチョベチョにしたくらいでさ

あたし・・・・・・・・・・・・・ちょ・・・ちょっとだけ・・・・・・・・寂しかったのよ。

そ・そうだったのか。

ごめんにょ～～ヴィヴィィィイイ！！！

さあ、イチャイチャしよう～

抱きしめてあげるね！

ぶちゅ～～～～～～～～～～んぱっ。

　　あで

おこられた。。。。

シニアの女子には確かに計り知れない何かがある気がする。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　※１９９９年度改訂版　親馬鹿辞典より抜粋